SNSでの誹謗中傷が社会問題となっている現代、突如として殺人事件の犯人として名指しされ、インターネット上で大炎上に巻き込まれた男の逃亡劇を描いた『俺ではない炎上』。第36回山本周五郎賞最終候補作となった本作は、「六人の嘘つきな大学生」で注目を集めた浅倉秋成による作品です。
SNSによる情報拡散と炎上の恐ろしさ、そして真実を追い求める男の姿を緻密に描写した本作のあらすじと感想を解説します。
『俺ではない炎上』あらすじ
『俺ではない炎上』の簡単なあらすじを紹介します。
あらすじ：俺ではない炎上
男が突如「女子大生殺害犯」として指名され、インターネット上で実名と写真が公開され大炎上。冤罪にも関わらず、彼を信じる者は誰もおらず、会社、友人、家族までもが彼から離れてしまいます。
わずか数時間で、日本中の人々が彼に敵対する中、男は逃亡を続けながら事件の真実を解明していく物語です。
特徴：俺ではない炎上
「六人の嘘つきな大学生」で注目を集めた浅倉秋成さんの炎上要望ミステリーです。
双葉社から2022年に出版されました。第36回山本周五郎賞の最終候補作に選ばれました。
こんな人におすすめ
- ミステリーが好きな人
- ドキドキハラハラしながら読書がしたい人
| 『俺ではない炎上』 | 情報 |
|---|---|
| 著者 | 浅倉秋成 |
| 出版社 | 双葉社 |
| 発行年 | 2022年 |
| ページ数 | 368ページ |
| 受賞・候補歴 | 第36回山本周五郎賞の最終候補作 |
| メディアミックス | – |
『俺ではない炎上』感想・レビュー
『俺ではない炎上』
— ▽きゅう▽ (@00_kyu_9) January 16, 2024
浅倉秋成さん
いつの間に、炎上Twitterの持ち主として実名、社名を晒されていた。
Twitterの開設は10年前。
一体犯人は何のために彼を陥れたのか。
話題作📚✨
ずっと読みたかった作品が読めました！
おもしろかった〜！#読了
浅倉秋成『俺ではない炎上』読了。大炎上時代の逃亡劇という題材は、筆致の妙もあって予想以上に読むのが辛かったけど、それだけに胸を激しく打たれる現代的傑作でした。含みのある題から鮮やかな幕切れまで、徹頭徹尾巧手のノンストップサスペンスで、初読みにして著者のちからを思い知った次第。
— 祝井田 (@matsuris225) October 16, 2023
「俺ではない炎上」読了。
— ぷぅこ (@pekopoko_pooh) October 9, 2023
ハラハラの展開と主人公の焦燥感に同調して一気に読んでしまった。
「十角館」で叙述トリックにやられたくせに同じ手にかかる単純な私😇
本当に「自分は悪くない」のか？その炎上は「俺ではない」と言い切れるか？
読後、思わず自らも内省せずにはいられない。面白かった！
※本記事は、X社（旧Twitter社）の「ユーザーの権利とコンテンツの許諾」をもとにポストを掲載しています。『俺ではない炎上』以外の作品もチェック！
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『俺ではない炎上』あらすじと感想のまとめ
浅倉秋成さんは、ほかにも『六人の嘘つきな大学生』などを発表しています。興味のある方は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
