第162回直木賞候補にも選ばれた小川哲の短編集『嘘と正典』は、タイムトラベルに挑むマジシャンの物語から、音楽が通貨となった島の伝説まで、6つの魅力的な物語を収録したSF作品です。
『ゲームの王国』で日本SF大賞と山本周五郎賞を受賞した著者が贈る本作は、奇想小説から歴史小説まで、多彩なジャンルを横断する不思議な世界観が特徴。SFファンはもちろん、エンターテインメント小説を楽しみたい読者にもおすすめの一冊です。
『嘘と正典』あらすじ
『嘘と正典』の簡単なあらすじを紹介します。
あらすじ:嘘と正典
零落したマジシャンのタイムトラベル挑戦「魔術師」、名馬に自らを重ねる物語「ひとすじの光」、東フランク王の永遠の呪い「時の扉」、音楽が通貨の小島の伝説「ムジカ・ムンダーナ」、ファッションとカルチャーが消えた未来「最後の不良」、CIA工作員の共産主義消滅計画「嘘と正典」を描いた6編の物語が収録されています。
特徴:嘘と正典
第3回ハヤカワSFコンテストで大賞を受賞し、その後『ゲームの王国』で日本SF大賞と山本周五郎賞を獲得した小川哲が、受賞後の第一作として出版した短編集です。この作品集では、奇想小説、歴史小説、SF小説といった多様なジャンルを楽しめます。
こんな人におすすめ
- SFが好きな人
- エンタメ小説が好きな人
『嘘と正典』 | 情報 |
---|---|
著者 | 小川哲 |
出版社 | 早川書房 |
発行年 | 2019年 |
ページ数 | 288ページ |
受賞・候補歴 | 第162回直木賞候補 |
メディアミックス | – |
『嘘と正典』感想・レビュー
不思議な世界観のSF文学!短編で手軽に楽しめます。
普段ミステリー小説を好んで読んでるのだけど、久しぶりに自分好みの作家さんに出会った!!すでに直木賞も獲られて有名だけど、やっと読めた小川哲さん。たまたま目について読んだ『嘘と正典』があまりにもよくて、『ユートロニカのこちら側』があともう少しで読み終わる。次は『ゲームの王国』読む
— 安藤美冬 mifuyu ando (@mifuyu_ando) July 29, 2023
『嘘と正典』はガチの神短編集なのでSFに興味のある全人類に薦めてる。
— (n+1)号室 (@p_n0n_q) January 11, 2024
『嘘と正典』、全部面白かったけど特に表題作と最後の不良が最高に皮肉が効いていてよかったね。あと魔術師の切れ味も流石。
— みうらひろゆき (@miurahiroyuki81) January 11, 2024
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