SWELLは高機能なテーマなので、プラグインを入れすぎないほうがうまくいきます。とはいえ「何を入れて、何を入れないか」は、実際の構成を見ないと判断しづらいところです。
この記事では、このサイト(hiroky.org)で実際に動いているプラグイン構成を公開します。SWELL v2.19.0と公式子テーマで運用しているサイトの、そのままの中身です。
この記事の要点
- 公開するのは12個。用途は大きく5つに分かれる
- SEO SIMPLE PACKはSWELLと同じ開発元(LOOS Inc.)なので相性で選んでいる
- 画像最適化のプラグインは入れているが、WebP変換はまだ使っていない
- セキュリティ系は意図的に書きません。構成の公開は攻撃側への情報提供になるため
- 「便利そうだから」で足すのではなく、やることが決まってから入れるのが結局いちばん軽い
SWELLに入れているプラグイン12個
| プラグイン | 用途 | 入れている理由 |
|---|---|---|
| SEO SIMPLE PACK | メタ情報・OGP | SWELLと同じ開発元で相性がよい |
| XML Sitemap Generator for Google | XMLサイトマップ | 検索エンジンへの通知 |
| WP Sitemap Page | 読者向けサイトマップ | 固定ページに一覧を出す |
| Website LLMs.txt | llms.txtの生成 | AI検索向けにサイト構造を示す |
| EWWW Image Optimizer | 画像の最適化 | アップロード時の圧縮 |
| Code Snippets | コードの追加 | 子テーマのファイルを触らずに済む |
| BackWPup | バックアップ | 戻せる状態を保つため |
| Broken Link Checker | リンク切れ検出 | 記事数が増えると手で追えない |
| Yoast Duplicate Post | 記事の複製 | 同じ型の記事を量産するとき |
| WP External Links | 外部リンクの制御 | 属性をまとめて管理する |
| WP Multibyte Patch | 日本語環境の補正 | 日本語サイトの定番 |
| Contact Form 7 | お問い合わせ | フォームの設置 |
SEO・AI検索まわりの4つ
SEO SIMPLE PACKはSWELLと同じ開発元
メタディスクリプションやOGPの設定に使っています。選んだ理由は機能よりも相性で、このプラグインの開発元はLOOS Inc.、つまりSWELLを作っている会社と同じです。テーマ側と機能がぶつかりにくく、設定項目も必要十分にまとまっています。
多機能なSEOプラグインを入れると、SWELLが持っている機能と重複することがあります。テーマの機能を活かす前提なら、軽いもので足ります。
サイトマップは2種類ある
混同しやすいのですが、サイトマップには検索エンジン向け(XML)と読者向け(記事一覧のページ)の2種類があります。このサイトでは前者をXML Sitemap Generator for Google、後者をWP Sitemap Pageで用意しています。役割が違うので、両方あって構いません。
llms.txtはAI検索向けの新しい仕組み
Website LLMs.txtは、サイトの構造をAIに読ませるためのllms.txtというファイルを自動生成するプラグインです。
ただし使ってみて分かった注意点があります。このプラグインは、記事を公開対象から外す設定(noindex)を判定する際に、いくつかの主要なSEOプラグインのデータしか見ません。SEO SIMPLE PACKで設定したnoindexは見てくれないため、検索から外したはずの記事がllms.txtには残ります。
実際にこのサイトでも、noindexにした記事がllms.txtに残っていました。SEO SIMPLE PACKと組み合わせる場合は、生成後の中身を一度確認しておくのが確実です。
画像まわり|入れているが使い切れていない
EWWW Image Optimizerは、アップロードした画像を自動で軽くしてくれるプラグインです。ただ、正直に書くと、WebPへの変換機能はまだ有効にしていません。
そのため、このサイトの画像は基本的にJPEGのまま配信されています。実際に測ってみると、同じ画像をWebPにすると3割から5割ほど軽くなりました。入れているだけで満足せず、設定まで見ておくべき例だと感じています。
なお、SWELLは画像の遅延読み込みと、画面幅に応じたサイズの出し分けを標準で持っています。そのため大きい画像をそのまま配信してしまう心配は少ないのですが、形式の最適化までは面倒を見てくれません。
運用・保守の4つ
Code Snippetsで子テーマを触らずに済ませる
フックでちょっとした処理を足したいとき、子テーマのfunctions.phpを直接編集すると、書き間違えたときにサイトが開かなくなることがあります。Code Snippetsなら管理画面から追加・停止ができるので、切り戻しが楽です。
子テーマそのものは入れてありますが、実際のコード追加はこちらで済ませることが多くなりました。
子テーマの位置づけについては、別の記事で詳しくまとめています。

バックアップとリンク切れは、増えてから困る
BackWPupはバックアップ、Broken Link Checkerはリンク切れの検出に使っています。どちらも記事が数十本を超えたあたりから手で追えなくなる領域です。最初は要らないように見えますが、後から入れると初回のチェックが重くなります。
同じ型の記事を作るなら複製が早い
Yoast Duplicate Postは記事の複製です。書評のように構成が決まっている記事を続けて作る場合、空の記事から書き始めるより、前回の型を複製したほうが早く整います。
あえて書かないもの|セキュリティ系
このサイトにはセキュリティ関連のプラグインも入っていますが、この記事では名前を出しません。
理由は単純で、どの対策を使っているかが分かると、その対策の回避方法も調べられるからです。ログインページを隠す、不正アクセスを弾くといった仕組みは、使っていること自体は伏せておくほうが安全に働きます。
プラグイン構成を公開している記事は多いのですが、セキュリティ系まで並べているものは、真似しないほうがよいと考えています。自分のサイトの守り方を、そのまま説明書として配っていることになります。
プラグインを選ぶときの考え方
| 判断 | 基準 |
|---|---|
| 入れる | 手作業では追いつかなくなることを自動化する |
| 入れる | テーマと開発元が同じ、または競合しないと分かっている |
| 入れない | SWELLの標準機能と重なる |
| 入れない | 「便利そう」以上の理由が言えない |
| 見直す | 入れたまま設定していないもの |
最後の行が、今回いちばん反省した点です。画像最適化のプラグインは入れていたのに、肝心の変換設定を確認していませんでした。入っている=効いている、ではありません。
SWELLのプラグインについてよくある質問
SWELLにキャッシュ系プラグインは必要ですか?
このサイトでは入れていません。SWELLには表示を速くするための機能が最初から用意されているので、同じ役割のプラグインを重ねると設定がぶつかることがあります。まずはテーマ側の設定を使い切ってから考えるほうが安全です。
プラグインは少ないほうがいいですか?
数そのものより、役割が重なっていないかのほうが大事だと感じています。用途が違えば12個でも問題は起きていません。逆に、同じことをする2つを入れていると、少ない数でも不具合の原因になります。
SEOプラグインはどれを選べばいいですか?
SWELLを使っているなら、まずSEO SIMPLE PACKで足りるかを見てから考えるのが素直です。開発元がSWELLと同じなので、テーマ側の機能と重複しにくく設計されています。
入れたあとに気をつけることはありますか?
設定まで済ませたかを確認してください。有効化しただけで動く機能もあれば、明示的に有効にしないと働かない機能もあります。このサイトの画像最適化がまさにそれで、入れてあるのに変換が働いていませんでした。
まとめ
SWELLは標準の機能が多いぶん、プラグインは足りないところだけを埋める使い方に落ち着きます。このサイトの12個も、ほとんどが「手作業では追いつかなくなること」への対処です。
そして、入れたら設定まで見ること。有効化しただけで満足していると、今回の画像最適化のように、効いていないまま時間が過ぎます。










