WordPressテーマのSWELLは、このサイト(hiroky.org)で2024年7月から使っているテーマです。それまではSTORK19(2019年)、AFFINGER(2020年)と使ってきて、デザイン性と使いやすさを重視したくなり、人気のSWELLに乗り換えました。
結論から書くと、使いやすさとデザイン性の両方で満足しています。一方で、使っている人が多いテーマなので、そのまま使うと他のSWELLのサイトと同じ見た目になりがちです。自分のサイトらしさを出したいなら、多少のカスタマイズは前提と考えておいたほうが後悔しません。
この記事の要点
- テーマ遍歴はSTORK19 → AFFINGER → SWELL。乗り換えた理由はデザイン性と使いやすさ
- 良かった点は編集のしやすさと、構造化データを自動で出してくれること
- GPL100%でライセンスの制限がなく、複数サイトやWeb制作にも使える
- 困った点はそのままだと他サイトと似ること。見出しや色のカスタマイズは必要
- 価格は17,600円(税込)の買い切り(2026年9月時点・公式サイトより)
SWELLの公式サイトはこちらです。

SWELLに乗り換えるまでに使ってきたテーマ
| 時期 | 使っていたテーマ |
|---|---|
| 2019年 | STORK19 |
| 2020年 | AFFINGER |
| 2024年7月〜 | SWELL(現在まで使用中) |
有料テーマを3つ使ってきたなかで、SWELLに変えたきっかけは「もっとデザイン性と使いやすさを上げたい」という単純な理由でした。人気のテーマだったので試してみたところ、使いやすさ・デザイン性ともに満足して、今も使い続けています。
SWELLを2年使って良かった点
1. 編集画面が使いやすく、装飾がブロックで完結する
いちばん大きいのは使いやすさです。SWELLはブロックエディターに対応していて、このサイトでも、要点をまとめる囲み(キャプションボックス)、蛍光ペンのようなマーカー、よくある質問、関連記事のカードなどを、HTMLを書かずにブロックを選ぶだけで入れています。
記事を書くたびに装飾で手が止まることが減ったので、書く作業そのものに集中しやすくなりました。
2. 構造化データを自動で出してくれる
SWELLは、検索エンジンに記事の情報を伝える構造化データ(JSON-LD)を自動で出力します(SWELL公式サイトの機能紹介より)。自分でコードを書き足さなくても、記事やパンくずリストの情報が入る仕組みです。
実際にこのサイトのGoogle Search Consoleを見ると、パンくずリストは有効なアイテムが390件と認識されています(2026年9月時点)。SEOの細かい設定に時間をかけたくない人ほど、ありがたい機能です。
3. GPL100%で、複数サイトやWeb制作にも使える
SWELLはGPL100%のテーマで、ライセンスの制限がなく、複数サイトで自由に使えると公式に明記されています(SWELL公式のダウンロードページ)。1回買えば自分の別サイトにも使えますし、Web制作の仕事でサイトを作るときにも使えるのは大きな魅力です。
比較として、以前使っていたAFFINGERの利用規約では、自分のために使う目的なら複数サイトで使える一方、第三者のためのサイト作成は禁止されていて、人のサイトを作る場合はサイトの持ち主の分を購入するか、受託業務として申請が必要とされています(AFFINGER公式の販売ページの利用規約・2026年9月時点)。複数のサイトを運営する人や、制作の仕事にも使いたい人には、SWELLのほうが扱いやすい条件です。
実際に運営者の会社サイトをSWELLで作った構成と、使ったブロックはこちらにまとめています。

SWELLで困った点(デメリット)
そのまま使うと、他のSWELLのサイトと同じ見た目になりがち
SWELLは使っている人が多いので、初期設定のまま使うと、見出しの形や色づかいが他のSWELLサイトとよく似てしまいます。デザインが整っているぶん、そのままでも見栄えはしますが、「どこかで見たサイト」になりやすいのが正直な困りどころです。
このサイトでは、追加CSSで次のような部分を変えています。
| 箇所 | 初期の見た目 | このサイトでの変更 |
|---|---|---|
| 本文の大見出し | 左に太い縦線 | 明朝体にして、下に細い罫線 |
| 小見出し | ゴシックの太字 | 明朝体にして、頭に短い罫線 |
| リンクの色 | 明るい青 | 少し落ち着いた青 |
| 表・引用 | 太めの線や背景色 | 罫線を細くして色を控えめに |
大がかりな作り込みではなく、見出し・色・線の3つを変えるだけでも、印象はかなり変わります。
実際に使っている追加CSSのコードと、標準設定で変えられる範囲は、こちらにまとめています。

レイアウトを詰めすぎると崩れることがある
運用していて実際にぶつかったのが、詰め込みすぎによる崩れです。記事一覧のサムネイルを小さくしすぎたときは、カテゴリのラベルが画像のほとんどを覆ってしまい、一覧ではラベルを非表示にしました。また、画面に合わせて追いかけてくるサイドバーにウィジェットを入れすぎたときは、人気記事の枠が小さく縮んでタイトルが読めなくなり、人気記事を通常のサイドバーへ移して直しています。
どちらもSWELLの不具合ではなく、テーマが用意している仕組みを知らずに詰め込んだのが原因でした。カスタマイズするときは、スマホとPCの両方で表示を確かめるのがおすすめです。
SWELLの価格と、購入前に知っておきたいこと
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 17,600円(税込) |
| 支払い | 買い切り(月額・年額の費用なし) |
| ライセンス | GPL100%。制限なく複数サイトで利用可 |
| 購入者向け | 会員向けのフォーラム、公式の子テーマ |
※価格・ライセンスはSWELL公式のダウンロードページにもとづきます(2026年9月時点)。購入前に最新の情報を確認してください。
「17,600円は高いのか」を、STORK19・AFFINGERとの価格差や、複数サイトで割った負担で考えた記事はこちらです。

SWELLを入れたら、公式の子テーマを使うかどうかも最初に決めておくと後が楽です。子テーマの必要・不要は、こちらで整理しています。

SWELLが向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| デザインと編集のしやすさを重視したい人 | テーマ代をかけたくない人 |
| 複数のサイトを運営している(これからする)人 | カスタマイズせずに他と違う見た目にしたい人 |
| Web制作の仕事でもテーマを使いたい人 | 今のテーマの装飾をそのまま引き継ぎたい人 |
最後の「装飾をそのまま引き継ぎたい人」は注意が必要です。テーマを変えると、前のテーマ専用の装飾は表示が崩れたり、そのまま残ったりします。乗り換えるなら、記事の装飾を少しずつ直していく手間も見込んでおくと安心です。
実際にこのサイトで入れているプラグインの構成は、こちらで公開しています。

SWELLについてよくある質問
SWELLの評判は実際どうですか?
STORK19とAFFINGERを使ってきた立場では、使いやすさとデザイン性で満足しています。ただし利用者が多いので、そのまま使うと他のサイトと似やすく、見出しや色のカスタマイズはしたほうがよいです。
AFFINGERからSWELLに乗り換えるべきですか?
デザイン性や編集のしやすさを上げたいなら、乗り換える価値はあります。筆者はその理由で乗り換えて満足しています。一方で、前のテーマ専用の装飾は引き継げないので、記事の装飾を直す手間は見込んでおきましょう。
SWELLは複数のサイトで使えますか?
使えます。SWELLはGPL100%で、ライセンスの制限なく複数サイトで利用できると公式に明記されています(2026年9月時点)。
Web制作の案件でもSWELLを使えますか?
ライセンスの制限がないため、制作するサイトにも使えます。AFFINGERは第三者のためのサイト作成が利用規約で禁止されているので、この点はSWELLの大きな違いです(2026年9月時点)。
SWELLは買い切りですか?
買い切りです。価格は17,600円(税込)で、月額や年額の費用はかかりません(2026年9月時点・公式サイトより)。
SWELLはカスタマイズが必要ですか?
そのままでも整ったデザインで使えますが、他のSWELLサイトと見た目が似やすいです。このサイトでは、見出し・リンクの色・表や引用の線を追加CSSで変えています。
まとめ
SWELLは、STORK19・AFFINGERと使ってきたなかで、使いやすさとデザイン性のどちらにも満足できたテーマです。構造化データを自動で出してくれること、GPLで複数サイトやWeb制作にも使えることも、長く使うほど効いてきます。気をつけたいのは、そのままだと他サイトと似る点だけで、見出しや色を少し変えれば十分に自分のサイトらしくできます。
2024年7月から使っているこのサイトの見た目も、SWELLに少し手を加えたものです。気になった方は、公式サイトで機能と最新の価格を確認してみてください。











